the engy(ジ・エンギー)
濱田周作 エレキベース「防音室の使用感 レビュー」
京都発のロックバンド。
山路のスモーキーかつブルージーな歌声とソウル、ヒップホップ、ダンスミュージック、エレクトロニックなどあらゆるジャンルを取り込みつつ、緻密に構築されたトラックメイクとロックサウンドが特徴。
2017年5月に自主制作盤 1st Ep『the engy』を発売。
2019年10月30日、1st ミニアルバム『Talking about a Talk』でメジャー・デビュー。
2020年2月、讀賣テレビのドラマ主題歌に『Driver』。
7月に、三菱地所「ラグビー日本代表」ONE TEAM篇のCMソングに『Hold us together』。2022年には映画「わたし達はおとな」の主題歌に『Suger & Cigarettes』が起用された。
2023年、音の高み、深み、エグみ、慈しみを追求するため、自主レーベル「エビバデレコーズ」を発足。
「エビバデレコーズ」の第一弾としてEP『Bones』を2023年2月1日に配信リリース。
2024年1月には2年半ぶりのフルアルバム『Hold You Again』をリリースし、勢力的に活動をしている。
ー創和防音が創る防音室の弾き心地は?ー
弾く前に心配してたのは吸音環境というか、べースの低音楽器ですのでどれだけ低音、ローが響くかあるいは回るかっていうとこだけ心配してちょっと弾いてみたんですけども…。 結論から言うと全く問題なかった形になりますね。 すごくそのまんまの音が聞こえて弾きやすいなっていう印象でした。
ー演奏に困る部屋環境とは?ー
基本的に弾いてて困るのは自分が弾いてる以上に低音部分が部屋の中で反響されてて、実際(弾いている印象)よりもよりもモワッと低音がゴリっと聞こえる(輪郭がハッキリしない、音が硬く聞こえる)ような部屋っていうのは練習にも向いてないし、まあんまり弾きたくない環境ではあるかなと思いますね。
ー防音室に求める部屋環境は?ー
ライブ用の練習(バンドの全体練習)などは通常のリハーサルスタジオとかアンプとかが揃ってる所でやるんですけど、家でこういう防音室を使ってチェックしたいのは、レコーディングに向けての(フレーズ)一つ一つのそのニュアンスであったり、これぐらいのニュアンスで弾いたら、ベースのローはこれだけ出る(アンプのレスポンス)っていうのを一番チェックしたいところなので、その辺がモニタースピーカーから出してフラットに出せる環境っていうのがやっぱり理想かなとは思います。
ー練習環境としての防音室とは?ー
(演奏を良くするには)アンサンブルの中で演奏する経験を積むっていうのが一番重要かなと。僕はもうあの個人練習凄い嫌いなんで。本当に一人であんまり練習してこなかったけど、まあバンドがをちょっと長く続けれた分だけ、ちょっとずつ弾けるようになったっていう経験僕持ってるんで。アンプとかで大きい音で弾いてたらあんまり演奏経験がそんなにない人はちょっと低音コントロールするのは難しいと思うんですよね。そもそも大きい音を出したことないっていう人だから、そのために大きな音を出せる環境であったりとかっていうのは、初心者ほど大事というか。とりあえず大きい音で、そのままドラムに合わせて弾いてみるとかっていう経験がすごい大事なんじゃないかなと。特に初心者の初心者とかその最近まで、そういうスタジオに入ってなかった人だったりとかは大事なのかなって思います。
ー創和防音 担当者レポートー
エレキベースを演奏頂いた際に精密騒音計で音の大きさを測定したところ「70〜80dBA」の音量でした。数値状はアコースティックギターのストロークの演奏と同じぐらいです。バンド全体での演奏となるともう少し大きな音で演奏すると仰っていましたが、実際に部屋で練習する際には「このぐらいがちょうどいい」とのことでした。
大型のスピーカーを鳴らしたので、音の力強さを感じるのと同時にニュアンスの部分も顕著に現れました。「こう弾いたらこう音が出る」というレスポンスの練習も十分にできる環境でした
エレキベース用の防音室は生ドラムと同様に防音工事の会社も敬遠しがちな内容ですが「6帖のお部屋で練習する音量」というテーマで音を鳴らしてみると他の楽器と同様に防音が可能です。もちろん、十分に打ち合わせが必要ではございますが、諦めるのではなく、一度創和防音までご相談頂ければと思います。