ピアノ用 防音室
グランドピアノやアップライトピアノに対応した
創和防音が創る防音室
理想的な防音室と遮音性能
ピアノ用の防音室は最も依頼の多いジャンルの一つです。アコースティック楽器ということもあり、防音も容易に感じる方もいるかもしれませんが、音の大きさは非常に大きく、周波数も幅広い楽器なため少し対策したぐらいでは中々音は小さくなってくれません。90~110dB程度の音がなることから弊社はD-55〜65(55~65dB減衰)の遮音性能を推奨しており、周辺環境なども考慮しながら最終的な仕様を決定します。
理想的な音環境は?
グランドピアノ 防音室
お子様のピアノ練習やピアノの教室を運営したい。
外に漏れる音
家の中の音漏れ
アップライトピアノ 防音室
や
によって防音室の仕様が異なります!
昔からの趣味だったジャズピアノを思いっきり演奏したい
部分的な騒音対策でも十分?
音漏れが気になる方向が一方向の場合「この壁だけ防音してください」と言われることがありますが、音は様々な方向から漏れるため、部分的な対策では不十分なことがほとんどです。もちろんお客様のご要望に合わせた対策をご検討させて頂きますが、ピアノという楽器が思っているより、大きな音が出ていることをご留意ください。
外に漏れる音
お客様が気にされるのは当然、家の外に漏れる音の大きさです。近隣からのクレームが発生するかという点を非常に重要視されています。創和防音はお住まいの地域の「用途地域」を確認し、「規制基準値」以内の音量になるように防音室を設計しております。簡単に言うと「法律上、出して良い音の大きさ」まで音量を下げることをお約束しています。
家の中の音漏れ
同居されるご家族にとっては、ピアノを弾いている時にリビングで音が聞こえるか?など室内への音漏れが気になるかと思います。外壁同様の遮音性能にすることで音を小さくすることは可能ですが、遮音性能を上げればコストも大きくなってきます。ピアノの使用環境によって適切な遮音性能を設定することが重要です。




CASE01
リビングから弾いている様子が確認できる防音室
画像から分かるように、リビング部分と防音室の間に二重のサッシが設置されており、中の様子が互いに確認できるようになっています。リビング方向の遮音性能はT-4(40dB減衰)と防音室の壁面に比べ性能が落ちてしまいますが、お子様が練習している様子を確認できる、安心できる防音室となっております。
CASE02
ピアノ教室 防音室工事
ピアノ教室の防音室は音の響きが非常に重要です。反響が大きすぎると弾いている内容が分かりにくく、反響が無いと演奏しにくい環境となってしまいます。お施主様とよく相談し、最終的にどのような響きを作りたいか仕様を決定します。




ピアノ用 防音室の工事事例
使用環境によって仕様が変化する
基本的なピアノ防音室の仕様
基本的な防音室の仕様
防音床の仕様
高発泡・高弾性ポリスチレンフォーム 乾式防振床
防音壁の仕様
固定遮音壁 + 浮き遮音壁 二重構造
防音天井の仕様
固定遮音天井 + 浮き遮音天井 二重構造
防音ドア
T-3 or T-4 防音ドア(35~40dB減衰)
インナーサッシ
T-4 二重窓(35~40dB減衰)
防音 換気扇
ロスナイ
日常的なピアノ演奏であれば、ほとんどクレームになる心配はありません。
防 音天井には特殊なの吊金具を使用し、壁も防振ゴムを挟み込むことにより浮き壁を採用。さらに床は高発泡・高弾性ポリスチレンフォームを組み合わせた浮き床とすることで、部屋全体がまるで宙に浮いたような状態となり、空気音だけでなく振動(固体伝播音)までも抑えます。これによりマンション下階への影響も最小限に抑えることが可能です。ピアノ教室のように常に全力で演奏する場合でも、夜間を除けば外への音漏れは気にならない程度に収まります。(RC造の一般的な住宅地を想定)お子様が登校前の朝早い時間帯でも、ご近所に気兼ねせず練習が可能です。大人になってから始めた趣味のピアノも、音が外に漏れにくいため恥ずかしさを感じる必要はありません。力いっぱい弾いた音であっても、隣室では小さな音としてわずかに聞こえる程度です。
アナタ好みにカスタマイズ! その前に…
防音室に明確な定義があるわけではありませんが、弊社では壁・床・天井のお部屋の前面に対して遮音工事を行うことを防音室工事と定義しております。必要に応じて「壁は二重だが天井は既存のま ま」とする場合や、住環境に影響がないと判断されれば床やドアなどを省くといったご提案もしております。オーダーメイドの防音室だからできる、細かなコントロールで適切な音環境を実現します。
ピアノ用 防音室の仕様例
他社との違い!きめ細かなサービス
ご相談の際に役立て欲しい!
楽器と防音に精通した専門のスタッフがご対応させて頂きます。細かな点まで見落としが無いように、お打ち合わせには細心の注意を払って進めていきます。
防音室を作った後、ピアノが搬入可能か分からない。
弊社スタッフが図面を作成し、運送業者との打ち合わせもサポートします。ピアノの品番ごとにサイズが違うため、確認したい場合には担当者までお伝えください。
ピアノの教室の内装のイメージが湧かない
ピアノ設置後のイメージが持ちやすいように3Dモデルを作成します。まずは担当者との打ち合わせでイメージをお伝えください。

既存のお部屋
完成後のお部屋
完成後のお部屋寸法
防音床の寸法
既存の高さから10cm程度、高くなります。
防音壁の寸法
既存の壁面から7~8cm 狭くなります。
防音天井の寸法
既存と同じ高さ、または10cmほど低くなります。
建物の条件によって、天井と床は既存のお部屋と高さが変わらない工事も可能です。
天井を一度解体し、再度作り直す場合には天井裏のスペースに余裕がある場合には一層目の天井を高さを上げることで二層目の天井高を既存の天井高と同じ高さに設定することは可能です。床も同様に、木造戸建ての1階部分などでは高さを揃えることが可能です。実際に可能かどうかは現地調査に加え、建物図面の確認が必要となりますので、ご希望の場合は担当までお問い合わせください。
ピアノ防音室のお部屋の内寸は?
既存の状況によって、細かな寸法が異なります
お部屋の広さ
12畳
10畳
8畳
6畳
4.5畳
完成後の広さ
約10.7畳
約8.8畳
約7畳
約5.2畳
約3.8畳
防音室 価格帯
320万円〜
290万円〜
260万円〜
230万円〜
190万円〜
防音室工事の金額はどれぐらい?
付随する工事や空調、窓の寸法にご注意ください
木造戸建ての防音工事の金額
戸建て住宅での防音室工事は隣の民家との距離などで遮音性能の設定が異なります。マンションに比べて、音が許容される傾向があるので、その点は有利といえますが住宅内に漏れる音量に関しては注意が必要です。
防音ドアの遮音性能は?
室内側に漏れる音を防ぐためには防音ドアが必要となります。防音ドアにもグレードがあり、ドアを2枚にすることで性能を上げることも可能です。
防音ドア費用は25〜30万円程度が目安!
窓の遮音性能は?
壁面を遮音出来ていても、窓が弱ければ音が漏れてしまいます。二重窓によりT-4の性能を狙います。
二重窓の費用は12〜25万円程度が目安!
換気扇の有無
防音室は機密性に優れるため、内部の空気循環のために換気扇を設けることが多いです。使用用途によってご相談となります。
防音換気扇の費用は15万円程度が目安!
性能が確かなものだけを使用します
国内では様々なメーカーがドアやサッシを制作しておりますが「メーカーがしっかりとした測定を実施している」「弊社で実施したテストで性能が確認された」製品を使用しております。中には周波数帯を限定した有利なテストで記載されていることも… 「500Hzで〜」と記載がある場合には注意が必要です。
お部屋の広さ
12畳
10畳
8畳
6畳
4.5畳
完成後の広さ
約10.7畳
約8.8畳
約7畳
約5.2畳
約3.8畳
防音室 価格帯
350万円〜
320万円〜
280万円〜
250万円〜
210万円〜
RC造マンションの防音工事の金額
木造に比べて躯体の遮音性能が高いため、空気音の対策はスムーズな一方で音を聞く点が近い(隣室)ことや、振動は伝わりやすいことで注意が必要です。特にパイプスペースなどに注意して設計をする必要があります。
マンションは窓に注意
しっかり防音できていたとしても、窓から音が漏れてしまいクレームになるケースもございます。窓を開ける季節は注意が必要です。
パイプスペースの位置を確認
図面上でPSと記載があるのは上下に配管が通るためのスペースです。上下階に音が伝わる可能性があるので注意が必要です。
PS
もっと安く防音室工事をする方法
防音室は欲しいけど、予算オーバー…
解体工事をしない、防音工事
遮音性能を確実なものにするために、既存の壁面、天井などは一度解体し遮音性能の高いものに作り替える工程が存在します。そういった工程を省略することで工事のコストを少し下げる方法があります。
お部屋の広さ
12畳
10畳
8畳
6畳
4.5畳
完成後の広さ
約10.5畳
約8.6畳
約6.8畳
約5畳
約3.6畳
防音室 価格帯
300万円〜
260万円〜
230万円〜
200万円〜
170万円〜
メリット、デメリットがある工事です。
短工期・安価になる
解体の工程がなくなり、短工期となります。また、 費用も安価となるのが特徴です。
狭くなる・保証なし
お部屋の天井高と床高はコントロールができません。また、遮音性能の保証対象からも外れます。

どのように調整するのか?
防音室工事後の内部環境を計算によって予測し、適切な吸音施工をご提案することも可能です。ご自身で調整をされる場合にも一つの目安となる値ですので、ぜひご利用ください。
室内の反響のコントロールについて
静かなだけでは防音室ではない!
防音室は音を内部に閉じ込める性質が強いため、内部の反響は非常大きくなります。楽器演奏においては低音がぼやけて聞き取れなかったり、自身の声が響きすぎて、話しづらかったりと問題が発生します。そのため、適度な反響となるように室内に吸音パネルを設置して、室内の音環境をコントロールします。
吸音しないとどうなるのか?
吸音仕上げ、または吸音パネルの設置で音をコントロールします。グラスウールに布を巻いたものを室内に配置し、面積や量によって吸音の量をコントロールします。楽器奏者の方でご希望の方はグラスウールパネルを演奏しながら増やしていき、お好みの吸音率を探るサービスもございます。
適切な吸音率の計算も可能です。
