
WORK 11
間仕切り壁の騒音対策
広めのお部屋を、お子様用に2つの部屋へと分割したいとのご相談をいただきました。お打ち合わせの中で「会話の声は聞こえても、内容までは聞き取れない程度にしたい」とのご要望があり、プライバシーへの配慮が求められるケースでした。そこで、間仕切り壁には通常よりも遮音性能の高い仕様(遮音等級D-35〜D-40)を採用。音を完全に遮断するのではなく、生活音としての存在感は残しつつ、内容が分からない程度に音量をコントロールできるように設計しました。お子様同士が安心して過ごせる空間を確保しつつ、将来的なライフスタイルの変化にも対応できるよう配慮したリフォームとなっています。
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BOUON PLAN

今回の工事では、壁面の遮音性能を高めるだけでなく、天井からの音の回り込みにも配慮しました。壁でしっかり遮音していても天井を経由して音が漏れる可能性があるため、片側の天井には石膏ボードを重ね貼りし、天井面でも遮音性能を確保しています。出入口については、一方を防音ドア、もう一方を一般ドアとし、用途に応じた仕様としました。また、窓面からの音漏れ対策として、片側の窓は塞ぐことで回り込みを防ぎ、全体として遮音性を高める施工を行いました。
防音の方法:間仕切り壁の仕様について
今回の音源は「人の声」「電話の会話」が中心で、特に約80dB程度の女性の声を想定し、遮音設計を行いました。壁面には、一般的な間仕切り壁の約2倍の遮音性能を持たせることを目指した構造を採用しています。
さらに、天井裏の空間が2部屋でつながっているため、音が天井を通って回り込むリスクがありました。そこで、片側の天井面に増し張り施工を行い、上部からの音漏れ対策を強化しました。施工後のチェックでは、実際にお客様に音の変化をご体感いただき、大変ご満足いただけました。
お打ち合わせの工夫

完成後のお部屋のイメージが掴みにくいことを考慮し、3Dパースを作成したうえでお打ち合わせをさせていただきました。
視覚的にわかりやすいご提案が可能となり、仕様や仕上がりについてもスムーズにご理解いただくことができました。