〈 価格の目安
騒音対策・防音室工事 価格の目安
ご家庭の騒音対策
【 外部からの騒音例 】
・蝉の鳴き声がうるさい ・家の前を走る車の音がうるさい ・歓楽街で人が喋る声がうるさい ・ペットの鳴き声がうるさい
【 内部からの騒音例 】
・ペットの鳴き声が迷惑にならないか心配 ・子供の声が外に漏れていないか不安 ・楽器を小さな音で演奏していると苦情がきた
二重窓の取り付け
主に外からの騒音(家の前がうるさいなど)に有効です。騒音の種類や状況によっては他の開口部(換気扇など)からも騒音が室内に入ってくる場合がございます。その場合は換気扇も一緒に交換することをおすすめしております。
防音インナーサッシ 引き違い窓 2ヶ所
税込 13万円~
換気扇の交換
窓の対策をしても近くに換気扇がある場合にはそちらから音が入ってきてしまいます。そういった場合は防音性に優れた換気扇に交換することをお勧めしています。
防音インナーサッシ 引き違い窓 2ヶ所
+ 防音仕様の換気扇への交換
税込 20万円~
防音工事
「窓の対策より一歩進んだ対策をしたい」「窓と壁の遮音性能に差がない」といった場合は増し張りでの対策がおすすめです。 ※こちらは性能保証対象外です。
6帖のお部屋を想定 調査費・工事費込み
壁・床・天井 プラスターボードによる
増し張り騒音対策
税込 30万円~
防音室の価格
防音室の価格はどのように決まるのか?
【 防音リフォームの場合 】
防音工事費用
+
解体費用
防音リフォームの場合は既存のお部屋の解体費用が発生します。
お部屋の広さによって異なりますが15〜25万円程度の解体・撤去費が発生します。
【 戸建て or 集合住宅 】
戸建ての場合
騒音の評価をする際には隣地境界線(お隣との境界線)での音量を測定します。
お隣との距離にもよりますがお庭などがある場合には距離が出るので有利に働きます。
※隣地境界での音量は市区町村によって定められているため、それに合わせて仕様を決定します。
隣地境界での騒音が40~45dBになるように防音室の仕様を設定する場合が多いです。
集合住宅の場合
隣室で騒音の評価をするため、戸建よりも遮音性能は高くする必要があります。
集合住宅の防音室工事の方が料金が高めに設定されているのはこれが理由です。
隣室での騒音が30~35dBになるように防音室の仕様を設定する場合が多いです。
【 建物の構造 】
防音室工事をする上で建物の構造も重要です。鉄筋コンクリートと木造の建物を「同じ面積・同じ音量の騒音」を想定して防音室を設計した場合には鉄筋コンクリート造の方が安価に工事が可能となります。
遮音性能の比較
木造 < 軽量鉄骨造 < 重量鉄骨造 < 鉄筋コンクリート造
価格の比較
木造 > 軽量鉄骨造 > 重量鉄骨造 > 鉄筋コンクリート造
【 騒音の大きさと種類 】
発生している騒音の大きさによって壁・床・天井の仕様が異なります。防音室内で楽器を演奏する場合は楽器によって適した吸音率(室内の環境)が異なり、そちらでも仕様が変わってきます。仕様用途についてはお問い合わせ頂いた際にヒアリングさせて頂きます。
遮音等級と音の聞こえ方
遮音等級とは「どの程度静かになるか」を建築的な基準で表現した数値になります。例えば遮音等級「D-50」は隣の部屋で計算上は50dBA(デシベルA)低減されるのでピアノの演奏 約90dBAが隣の部屋では40dBAとなり、小さく聞こえ程度になります。もちろん音を完全に無くすことは難しいですが一般的な住宅では実現が難しい静けさを実現します。
防音室の基本構造
上の画像の防音壁(浮き遮音層)が防音室内から見える壁・床・天井になるのですが、これらが全て躯体と直接触れていないのが見てわかると思います。浮き構造は「Box in Box構造」とも呼ばれますが、その名の通り部屋(箱)の中に部屋(箱)があるような構造をしています。
躯体~防音室間に伝わる振動、つまり固体伝搬音が伝わりづらくなり、壁・床・天井が2重になるため、これにより空気伝搬音の遮断性能も大きくなります。