T等級とは?~ドア・窓の遮音等級を徹底解説!~
みなさん、こんにちは!
大阪を拠点に防音室の設計・工事を手掛ける防音専門業者の創和防音です。
「防音窓・防音ドアを選びたいけれど、どれを選べば良いかわからない」とお悩みではないでしょうか?
本記事では、防音窓・防音ドアの遮音性能を示す指標である「T等級」について詳しく解説し、防音窓・防音ドア選びのヒントを共有したいと思います。
■T等級とは?
T等級とは、「建具の遮音性能を表す等級」のことです。
建具とは、窓やドアのことを指します。
建具(窓やドア)は防音において重要な役割を果たしますが、その遮音性能を等級にして比較できるようにしたものがT等級です。
T等級は以下の画像の通り「T-1」から「T-4」の4つに分かれており、数字が大きいほど遮音性能が高いことを意味します。

たとえば、T-4は非常に高い遮音性能を持つ建具であることを示しています。
●T等級の利点
建具の遮音性能は本来「音響透過損失値」で表現されます。
※音響透過損失とは、簡単に言うと「音をどれだけ防ぐか」を数値的に表したものです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
しかし、音響透過損失値は専門外の人にとってはわかり辛いという欠点があります。
T等級では、Tの後ろの数字が大きいか小さいかだけで建具の遮音性能を比較できるので、専門外の人とってもわかりやすく使いやすいことが大きな利点です。
■T等級はJISで規定されている厳密な等級
T等級は、以下のJIS規格によって厳密に定められています。
JIS A 4702: ドアセットの遮音性能
JIS A 4706: サッシの遮音性能
JISに基づき、T等級が表示されている建具は遮音性能に関してある程度信頼が置けると言えます。
実際に、防音建具を扱うメーカーのカタログではT等級がほぼ必ず記載されています。
(音響透過損失値も同時に表示されていることが多いです。)
■T等級はどんな所で使われている?
T等級は、主に防音ドアや防音ガラスを選定する際に利用されています。
例として、AGCのカタログ内の防音ガラスのページではT等級が表示されています。
他には、YAMAHAの防音ドアの製品ページでもT等級が表示されています。
弊社でも防音室などを設計する際に防音建具製品をよく調べますが、防音建具製品のカタログやHPではほぼ必ずT等級が表示されているイメージがあります。
それくらいT等級は防音建具の遮音性能の等級として浸透しています。
■T等級はどうやって決まる?
T等級は、実験室により計測された建具の「音響透過損失値」を基に以下の等級線と比較して決定されます。

具体的には、建具の音響透過損失値の「全て」がいずれかの遮音等級線以上である時、その遮音等級線の名前がその建具の遮音等級になります。
言葉だけでは少しわかりにくいと思うので、以下の画像を見てください。

例えば、建具の音響透過損失が上の画像の赤線のようになっている場合のT等級は「T-3」になります。 (赤色の音響透過損失値がT-3等級線を全て上回っているため。)
このようにしてT等級は決まっています。
※厳密にはT等級の決定基準には少し緩和的な条件があり、音響透過損失値が等級線を下回る値の合計が3dB以下である場合はその等級を名乗ることができます。
■まとめ
T等級とは、「建具の遮音性能を表す等級」のこと
T等級は「T-○」という形で表記され、Tの後に続く数字が大きい程遮音性能が高いことを表す
本来、建具の遮音性能は音響透過損失値を確認する必要があるが、T等級ではTの後ろの数字が大きいか小さいかだけで建具の遮音性能を比較でき、専門外の人とってもわかりやすく使いやすいことが利点となっている
T等級はJISで規定されている厳密な等級であるため、T等級が表示されている建具の遮音性能はある程度信頼を置くことができる
防音建具の選定に迷ったら、ぜひT等級をチェックしてみて下さい。
■防音建具の設置を検討されている方へ
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