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防音室の価格まとめ|用途別・構造別に見る費用の目安

  • 執筆者の写真: riku kawanaka
    riku kawanaka
  • 6 日前
  • 読了時間: 6分

更新日:5 日前

防音工事の様子

防音室の価格はどう決まる?仕様と性能の関係を徹底解説

防音室の価格は「面積」や「用途」だけでなく、どんな性能を目指すかによって大きく変わります。同じ広さでも、構造や仕上げ、音響設計などの“仕様”を選ぶことで数十万円単位の差が出ることもあります。ここでは、防音室の価格に影響する主な要因を整理してご紹介します。



遮音性能(D値/Dr値など)

防音室の性能を示す代表的な指標が「遮音等級(D値)」や「Dr値」です。ピアノやボーカルなど比較的音量の小さい用途ではD-50〜D-55程度、ドラムやベースなど低音域や振動を伴う演奏ではD-65〜D-70程度が目安とされています。

遮音性能を高めるには、壁・床・天井の構造を厚くし、吸音材や防振構造を追加する必要があります。そのため、性能を上げるほど材料費・施工費ともに急激に上昇する傾向があります。



建物構造と用途(RC/SRC/木造/鉄骨)

同じ遮音性能を目指す場合でも、建物の構造によって価格は変わります。特に木造や鉄骨造は、躯体の剛性が低いため振動伝達を防ぐ補強工事が必要になり、コストが増加します。

また、マンションでは「1階か上階か」「隣接する部屋との位置関係」「躯体厚」なども価格に影響します。用途(演奏・収録・学習・カラオケなど)によっても、求められる遮音性能が異なる点に注意が必要です。



面積・部屋形状・仕様(帖数/畳数/部屋数)

当然ながら、防音室が広くなるほど使用する材料や施工手間が増えます。たとえば8帖ほどのドラム室では、500〜600万円前後が一般的な目安となることもあります。

また、部屋の形状が複雑な場合や天井高が高い場合には、設計・施工の難度が上がるためコスト増となります。設置する機材の量や使い方も、仕様検討時に重要なポイントです。



仕上げ・音響仕様・付帯設備(換気・空調・ドア・窓など)

防音室は単に音を遮るだけでなく、「快適に使える環境」であることも大切です。そのため、換気・空調・電気配線・照明などの設備や、防音ドア・防音窓の仕様によっても価格が変わります。

さらに、残響時間を調整するために吸音パネルを設けたり、壁・天井の仕上げに音響設計を取り入れたりするケースもあります。これらの音響的なチューニングを行うと、仕上げ工事費が加算されます。



施工前の条件(解体・補強・改修)

既存住宅に防音室を設置する場合、解体工事や補強工事が別途必要となるケースがあります。特に木造住宅では、床下の束や梁の補強、防振構造の追加などが求められることが多く、数十万円規模の費用が発生することもあります。

築年数が経っている建物では、既存躯体の歪みや老朽化への対応費も考慮が必要です。





防音工事会社毎のの価格目安

以下、3社のウェブサイトに掲載のある「防音室の価格目安」です。条件(構造・用途・面積)が異なるため、あくまで「比較・参考」の材料としてご覧ください。




D.S.Pコーポレーション株式会社

建物構造

プラン名

遮音性能の目安*

想定価格(6帖 室内)

RC/SRC造

ベーシック

D-40/D-50

約 300万円〜

RC/SRC造

スタンダード

D-45/D-55

約 350万円〜

RC/SRC造

ハイクオリティ

D-50/D-60

約 400万円〜

RC/SRC造

プレミアム

D-55/D-65

約 450万円〜

RC/SRC造

プロフェッショナル

D-60/D-65〜

約 500万円〜

木造/鉄骨造

ベーシック(R)

D-40/D-40

約 350万円〜

木造/鉄骨造

スタンダード(R)

D-45/D-45

約 400万円〜

木造/鉄骨造

ハイクオリティ(R)

D-50/D-50

約 450万円〜

木造/鉄骨造

プレミアム(R)

D-55/D-55

約 500万円〜

木造/鉄骨造

プロフェッショナル(R)

D-60/D-65〜

約 600万円〜





リブテック

用途

遮音性能保証

想定価格

ピアノ室・マンション(6帖想定)

Dr-65dB

約 300万円前後

ピアノ室・戸建(6帖想定)

Dr-50dB

約 350万円前後

ドラム・バンドスタジオ(8帖想定)

Dr-60dB

約 550〜600万円

レコーディングスタジオ(10帖+コントロール6帖想定)

Dr-60dB

約 1,150万円前後

シアタールーム/リスニングルーム(8畳想定)

Dr-60dB

約 400〜450万円




カルモ防音

用途

遮音性能目安

想定価格

ピアノレッスン室(5帖/マンション・RC造)

D-70等級以上

約 180〜210万円 calmobouon.com

ピアノレッスン室(9帖/マンション・RC造)

D-75等級想定

約 240〜270万円 calmobouon.com

ピアノ教室(6.5帖/戸建・木造)

D-55等級以上

約 185〜215万円 calmobouon.com

プライベートスタジオ(8帖/戸建)

D-70〜D-75想定

約 350〜380万円 calmobouon.com

ギターレッスン室(6畳/マンション)

D-75想定

約 225〜255万円 calmobouon.com



創和防音の価格は?


用途

遮音性能保証

想定価格

ピアノ室・マンション(6帖想定)

D-65

約 250万円前後

ピアノ室・戸建(6帖想定)

D-50

約 300万円前後

ドラム・バンドスタジオ(8帖想定)

D-60

約 450〜550万円

レコーディングスタジオ(10帖)

D-60

約600万円前後

シアタールーム(8帖)

D-55

約 200〜350万円




実際の価格差は?

上記の3社以外にも、多くのお客様が複数の防音業者に相見積もりを依頼されています。しかし実際にお話を伺うと、各社の提示価格には大きな差がないことがほとんどです。

創和防音でも常にコストダウンを意識し、資材の調達ルートの見直しや施工の効率化に努めていますが、どの会社も既に限界まで価格を抑えているのが現状です。


そのため、防音室づくりでは「どこに頼むか」よりも「誰に任せるか」が重要になります。価格や遮音性能に大きな違いがないからこそ、最終的には信頼できるパートナー選びが決め手です。

設計から施工、そして完成後のアフターサポートまでを一貫して行える創和防音なら、安心して理想の防音室をお任せいただけます。



創和防音の他社との違いは?

創和防音には、一級建築士や音響・騒音の専門スタッフが在籍しています。また、現場対応を行うスタッフの中には、実際に楽器を演奏する音楽の専門家も多く、単なる遮音性能だけでなく、「響きの良さ」や「演奏のしやすさ」にまで配慮した設計・施工が可能です。


一方で、防音工事の経験があっても楽器演奏の知識がない担当者の場合、「遮音性能は高いが音の響きが悪い」「演奏時に違和感がある」といった問題が発生することもあります。

創和防音では、遮音性と演奏性の両立を目指し、専門的な知識と経験をもとに最適な防音設計をご提案します。「音を止める」だけでなく、「音を楽しむ」ための空間づくりをお考えの方は、ぜひ創和防音にご相談ください。



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 音の悩み、創和防音が解決します。

大阪・兵庫・京都・奈良など関西全域で対応中。

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〈この記事を書いたライター〉 創和防音 編集部

創和防音は一級建築士・騒音振動公害防止管理者・一級施工管理技士など建築のエキスパートをはじめ、音楽大学卒業・元大手楽器メーカー勤務の楽器のエキスパートが在籍する防音工事専門会社です。

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