手軽にできる音漏れ対策!防音カーテンの効果は?
- riku kawanaka
- 6月2日
- 読了時間: 4分
騒音や音漏れが気になる場面で、比較的手軽に導入できる対策の一つが「防音カーテン」です。では、実際に防音カーテンにはどの程度の効果があるのでしょうか?今回は防音カーテンの仕組みや効果の目安、本格的な対策との違いについて、創和防音の視点から詳しくご紹介します。
防音カーテンとは?

一般的なカーテンよりも遮音性能を高めた製品で、音の侵入や漏れを抑える目的で使われます。通常のカーテンは光を遮ることが主な目的ですが、防音カーテンは音の遮断・吸収に特化した素材や構造を採用しています。
防音カーテンの特徴
厚みのある素材:音の透過を抑えるために、厚手生地が使われています。
多層構造:複数の生地を重ねることで、音を吸収する仕組みとしています。
断熱性も兼ね備える:断熱効果を発揮するものもあり、省エネ対策としても注目されています。
また、デザイン性の高い製品も多く、インテリアとしての魅力も十分。ホームセンターや通販などで気軽に購入できるのも人気の理由です。
実際の防音効果は?
防音カーテンは僅かな効果を期待できますが、音をシャットアウトできるわけではありません。以下に主な効果と限界をまとめました。
外部騒音の軽減
環境音や交通騒音などが15dB程度抑えられると、達成しがたい性能を表示しているメーカーもあります。なぜこの性能が達成しがたいかというと、以下のようなことが言えるからです。
一般的な住宅に入っている窓は「TS-20」という500Hzで20dB減衰する窓が採用されていることが多いです。

この既存サッシに対して、ガラスの厚みなどを考慮しながら合わせガラスのインナーサッシを新設することで「T-4」という500Hzで40dB減衰する性能を達成します。重要なことはこのT-4という性能は「既存サッシ」+「インナーサッシ」の性能ということです。

つまり、既存サッシから比較すると「追加で20dB減衰する」ということです。窓枠ピッタリに収めて「隙間のない状態」を作り出し、合わせガラスを入れてようやく20dB減衰するということです。
一般的なカーテンレールに吊るせる程度の重量で、繊維(隙間のある素材)で、窓枠にぴったり貼り付けるわけでもないカーテンがこれに近づくほどの遮音性能があるのか、疑問が残るところです。
本気で音漏れを防ぎたいなら、防音工事を!

防音カーテンは手軽な対策ですが、「しっかりと防音したい」「楽器を思い切り演奏したい」という方には、防音工事による対策が効果的です。建築的な処置を施すことで、根本から音漏れを防ぐことができます。
防音工事の主な内容
窓の防音:二重窓にすることで、外部からの音を低減。
壁・床の施工:壁の遮音性を強化し、構造的に音の伝達を抑えます。
ドアの防音:防音ドアへの交換
また、楽器演奏や配信活動など、周囲への音漏れを徹底的に防ぎたい場合は、部屋全体を防音する「防音室」の設置も視野に入れるとよいでしょう。
防音工事なら創和防音におまかせください!
創和防音では、ピアノやドラム、防音スタジオなど幅広いニーズに対応した防音工事・防音室施工を行っております。プロの演奏家や教育機関、一般住宅まで、さまざまな実績と信頼に基づいた設計・施工を提供しています。
創和防音が選ばれる理由
豊富な実績と信頼:20年以上の防音工事の実績
高性能な防音設計:使用目的・時間帯に応じた最適な防音レベルを一級建築士・音響コンサルタントがご提案致します。
納得のコストパフォーマンス:品質を維持しつつ、ご予算に応じた柔軟なプランをご提案します。
【創和防音】防音体験ルームのご案内
創和防音では、実際に防音室の性能を体験いただけるショールームを開設しております。楽器を持ち込んでの体験も可能です。防音性能を実際に感じながらご相談いただけますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。(要予約)
【創和防音 ショールーム】
〒530-0037 大阪府大阪市北区松ケ枝町2-5
06-6354-3531

ご相談・お問い合わせはこちらから
防音に関するお悩みや防音室のご相談は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
★WEBからのお問い合わせ
お急ぎの場合はお電話でも受け付けております。
06-6354-3531(平日8:30〜18:00)
創和防音は、快適な音環境づくりをお手伝いいたします。まずはお気軽にご相談ください!
Comentarios