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ジムの床の騒音問題を解決するための防音対策

  • 執筆者の写真: riku kawanaka
    riku kawanaka
  • 10月3日
  • 読了時間: 5分


ジムの騒音例

ジムを開業しようとするときに見落としがちなのが、ジムの床が周囲に与える影響です。重量器具の衝撃音や飛び跳ねる足音は予想以上に大きく、周辺のテナントや住居に伝わってしまいます。トラブルを避けるためには、信頼できる防音設計が不可欠です。



ジムの床で起こりやすい騒音問題

運動施設では「空気音」と「固体伝播音」が同時に発生します。特に床に関わる騒音には次のようなものがあります。



代表的な音と振動


  • ダンベルの落下音:4kgのダンベルを15cm落とすだけでも驚くほど大きな衝撃音が出ます。ウエイトを床に置くたびに振動が下階に伝わりやすく、苦情につながりがちです。


  • ランニングマシンの衝撃音:足音や着地の振動が長時間続き、階下に響きます。


  • ダンスや跳躍運動の床衝撃音:全身で跳ねる動作は大きな音と振動を発し、特にマンションの一室などでは深刻な騒音源となります。


  • マシーンの金属音:重りや機械部品がぶつかる金属音は耳障りで、器具を使う度に発生します。


こうした音は、ゴムマットを敷いただけでは完全に防げません。ホームジムの防音室でも「ゴムマットだけでは同フロアに完全に聞こえないようにするのは無理」と指摘されています。


事業としてジムを開くなら、最初から周囲への音の伝わり方を計算し、床構造やレイアウトまで含めて検討することが大切です。



防音マットの役割と限界

ホームセンターなどでは「防音トレーニングマット」が手軽に手に入ります。厚手のヨガマットや防音マットを敷くと、簡易的に足音や小さな振動を軽減できるのは確かです。運動する時間帯を工夫したり、イヤホンで音楽を聴いて音量を上げ過ぎないことも有効です。


しかし、これらはあくまで軽い運動向けの対策です。ルームランナーやダンベルなど重量器具を使う場合、床全体の防振構造を採用しないと下階に振動が伝わります。部分的な対策だけでは根本解決にならないことが分かります。ジム開業者が安心して事業を続けるには、単なるマット以上の専門的な設計が欠かせません。



防音対策に欠かせない三つの要素

防音には音を遮る「遮音」と音を吸収する「吸音」、そして振動を切り離す「防振」の三つの要素があります。運動施設ではこの三要素のバランスが重要です。



目的に合った材料選び


  1. 遮音材 – 音の伝わりを遮断する重い材料で、壁や床の質量を増す役割があります


  2. 吸音材 – 反響音を抑えるために音エネルギーを熱に変えて吸収する材料です


  3. 防振材 – 床や壁から他の構造へ振動が伝わらないように切り離す材料で、運動施設では特に重要です


騒音対策は、この三種類の性能を適切に組み合わせることで効果が最大になります。単一の防音マットに過度な期待をするのではなく、専門家に相談して空間全体を設計することが肝心です。



創和防音の乾式防振床「ドンナラン」

創和防音では、フィットネスジムやダンススタジオ向けに特許技術の乾式防振床「ドンナラン」を提供しています。この床は建物の躯体と仕上げ床の間に特殊な防振ゴムを挟むことで、床衝撃音を大幅に低減する仕組みです。



ドンナランの特徴


乾式防振床

  • 最高クラスの防振性能:日本建築総合試験所の試験で、軽量床衝撃音LL(Ⅱ)5S、重量床衝撃音LH(Ⅱ)4Sに相当する性能が実証されました。特に対策が難しい重量衝撃音において、他に並ぶ製品がほとんどありません。


  • 短い工期と低荷重:乾式工法なので通常1〜3日で施工が完了し、湿式防振床のようにコンクリートを打設する必要がありません。建物への荷重も少なく、既存のテナントや中間階でも導入しやすいのが特長です。


  • 軽量かつどの階でも施工可能:軽量な構造により建物への負担が少なく、改装工事や中間階でも柔軟に対応できます。


  • 幅広い用途:ウエイトエリア向けに開発された技術ですが、ダンススタジオやドラムスタジオなど強い振動が問題となる施設にも応用できます。


従来の湿式防振床は高性能ですが重くて工期も長く、既存ビルでは採用が難しい場合がほとんどです。ドンナランは乾式工法の弱点を改良し、軽量でありながら高性能を実現した信頼性の高い選択肢です。





実績とサポート体制

創和防音では、多数のフィットネスジムやダンススタジオで床衝撃音対策を行ってきました。例えば、新店舗オープン時に下階のデンタルクリニックへの騒音対策としてドンナランを施工したところ、工期はわずか2日で完了し、ウエイトを落とした際の衝撃音を大幅に低減できたと喜ばれています。


別の現場では他社施工の防振床にがたつきがあり、再施工を依頼された例もあります。施工後のテストでは良好な結果が得られ、お客様に大変満足していただきました。


さらに、切り出した防振床サンプルを使ってダンベルを落とす実験や、床の上で飛び跳ねて効果を確認できる体験サービスも提供しています。ジム開業前に実際の性能を体感できるので、安心して導入を検討できます。



まとめ – 信頼性を重視した防音計画で安心のジム運営を

ジムの床の騒音問題は、単に厚いマットを敷けば解決するほど簡単ではありません。ダンベルの落下音やランニングマシンの衝撃音は予想以上に大きく、部分的な対策ではいずれどこかから音が漏れてしまいます。防音対策では遮音・吸音・防振の三要素をバランスよく組み合わせ、施設全体の設計から見直すことが重要です。


創和防音の乾式防振床「ドンナラン」は、短工期で導入できるうえ、最高クラスの防振性能と軽量さを両立しており、既存建物でも安心して採用できる信頼性の高い選択肢です。開業当初にしっかりした防音計画を立てることで、周囲と良好な関係を保ちつつ長く愛されるジムを運営できます。まずは無料サンプルでその性能を体験してみてください。お客様の理想のトレーニング空間づくりを、心を込めてお手伝いします。



床の騒音

 
 

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理想の防音空間を実現します。

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