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ピアノ防音の落とし穴!マンションでピアノを弾く場合の注意点


「自宅でピアノを演奏したい」と考える方は多くいらっしゃいます。具体的なデータはありませんが、ピアノ用防音室の防音工事の依頼が非常に多いことからも、そのニーズの高さがうかがえます。


今回は、ピアノの防音室を作る際の注意点や、集合住宅・マンションでのピアノ演奏時に気を付けるべきポイントについて解説していきたいと思います。



マンションでピアノを弾く少女


オスカー・ピーターソンをはじめとするジャズピアニストのレコードを聴いていると、録音時の「部屋の鳴り」を意識していることがよく感じられます。ピアノは非常に大型の楽器であり、単体で語られることも多いですが、実際には「部屋の鳴り」や「ホールの鳴り」を含めてその魅力が引き出されます。そのため、ピアノは環境を無視して語ることが難しい楽器です。


私たちの防音事業を通して、日本のピアノ演奏家の皆様が1人でも多く「安心して演奏できる環境」で楽器を楽しめるよう、引き続き尽力してまいります。



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目次








 


【マンションでピアノを弾く注意点】 楽器の音量の問題


ピアノユーザーは大きく分けて3タイプ存在します。電子ピアノはスピーカーから出てくる音量を調整出来るため「打鍵音」以外の問題は起こりにくいですが、グランドピアノとアップライトピアノはそうもいきません。



・グランドピアノ


グランドピアノはアコースティック楽器の中でも特に音量が大きい楽器です。最大で110dB、普通に演奏しても80〜90dBの音量が出ると言われており、これが一般家庭で使用する際の課題となることが多いです。


これまでのブログでも触れていますが、演奏者にとって心地よいサウンドが、意図せず近隣住民にとっては騒音となることがあります。「優しく弾けば…」と思う方もいるかもしれませんが、一般的な家庭で防音対策をしていない場合、グランドピアノの音量を抑えるのは難しいでしょう。

「サイズが小さければ音量も小さくなるのでは?」と考えるかもしれませんが、それは誤解です。実際に、ヤマハのC1X・C3X・C6Xなどのモデルで比較しても、サイズによる音量の違いはほとんどありません。




・アップライトピアノ


「グランドピアノは音が大きすぎる…アップライトピアノなら防音室なしで弾けるのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際にはアップライトピアノとグランドピアノの音量にはそれほど大きな違いはありません


先ほど、グランドピアノのサイズによる音量の違いはほとんどないと述べましたが、同様にアップライトピアノとグランドピアノを比較しても、音量の差はそれほど大きくありません。防音対策はどちらのピアノでも必要になる場合が多いです。




・電子ピアノ


電子ピアノはスピーカーから音が出る楽器なので、当然音量は演奏者が決めることができます。ヘッドフォンで演奏していたらまず問題になることはないでしょう。

ひと昔前は「打鍵の感覚が違うので、グランドピアノを弾けなくなる」なんてことがよくいわれてましたが、様々なメーカーの努力により改善されてきています。


前述しましたが、問題は打鍵の衝撃が下の階に伝わるという点だけですが、弊社が開発した防振床などを利用すれば安心して演奏頂けます。




 



【マンションでピアノを弾く場合の注意点】そもそも演奏可能な物件か?



まずは管理規約を確認しましょう。多くの場合、楽器演奏に関するルールは管理規約に書かれています。楽器演奏が許可されている場合でも、特定の楽器や演奏時間に制限があることがあります。


また、近隣との騒音トラブルが発生した場合は、双方で話し合ってルールを決める必要があります。つまり、楽器演奏が許可されていても、24時間大音量で演奏することは許されていないことに注意してください。



 

【マンションでピアノを弾く場合の注意点】そもそも搬入は可能か?



搬入しようとしたら、通路が狭くて入らないなんてことになったら、せっかく購入したピアノをお部屋で演奏できなくなります。少し位置を変更したいな…という場合でもグランドピアノの重量は250~500キログラムあり、一人で運び込むのはかなり難しい楽器です。無理に動かそうとすると、楽器の破損やケガの危険性があります。


プロの専門業者に依頼すると安心です。事前に搬入経路を確認することで、トラブルを回避できます。


  • 建物の入り口からグランドピアノを置く部屋までの通路の幅や高さ

  • 障害物の有無(ある場合は一時的に移動させられるか、元に戻せるか)

  • エレベーターや階段の幅や高さ、耐荷重


これらを確認することが必要です。さらに、グランドピアノの搬入経験が豊富な専門の業者に依頼するのも一つの方法です。事前の下見から搬入経路の確認や養生まで対応してくれる業者もあり、自分で確認や搬入をすることで起こる予期せぬトラブルを防ぐことができます。


エレベーターや階段、通路などの共用部分が使えない、または大きさが足りない場合でも、専門業者であればクレーンを使用した搬入が可能です。その際には、サッシのサイズや取り外しが可能かどうかの確認が必要です。


安心のピアノ運搬業者




 


ピアノ防音の意外な落とし穴



「電子ピアノならマンションでも安心して演奏が出来る」や「現状でも昼間はアップライトピアノを演奏できている」という方もいらっしゃるかと思います。音量の面で問題がなくとも意外なところに落とし穴があります。それは


「打鍵の振動が下の階に抜けてしまう」


ということです。



これはグランドピアノもアップライトピアノも同じですが、いくら防音をしていたとしても防振が出来ていない場合には打鍵の振動が下に抜けてしまいます。音楽としては聞こえてこないため下の階には


「謎のコツコツ音がテンポ良く聞こえてくる」


なんてことになります。


ユニットタイプの防音室にアップライトピアノを入れた場合などは、こういった打鍵の振動に関するクレームが発生するケースがあるそうです。


 


防音室の工事の際には床に注目!


創和防音では自社で特許技術を開発するなど防音の床(防振床)にこだわりを持って防音室の設計・工事を実施します。


他の防音工事業者では出せないようなグレードの高い施工も可能です!



一般的な床の図






 



防音無しでもマンションでのピアノ演奏は可能か?



昨今の音問題の情勢を考えると騒音対策・防音リフォーム無しで演奏するにはかなりリスクの大きいのではないでしょうか?せっかくピアノを購入しても自由に演奏が出来なければ楽しむことも難しくなります。



 

マンションでピアノを演奏したい!そんな場合は創和防音まで!


「打鍵の振動が下の階に伝わってしまう」そんな時は浮床と呼ばれる工法で対策をします。

創和防音はこの浮床で特許技術(ドンナラン)を有しており、この他の方法も含めてご提案が可能です。


ピアノ防音室


2階以上の工事は床高が高くなってしまう場合もありますが、安心して演奏するためにはしっかりとした防音・防振が必要不可欠です!


ぜひ創和防音にご相談ください!



創和防音のロゴ

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