top of page

自宅トレーニングの音と騒音トラブルを防ぐ方法 – 創和防音の視点から

  • 執筆者の写真: riku kawanaka
    riku kawanaka
  • 10月1日
  • 読了時間: 6分

近年は自宅で手軽に運動できるトレーニング器具やゲームが増え、在宅時間が長くなったことも相まって、家の中で体を動かす人が増えています。


健康維持には良いことですが、集合住宅や戸建てに関係なく足音や振動、機械音が周囲へ伝わりやすいのが問題です。本記事では、一般的な自宅トレーニングで発生する音とその対策を整理したうえで、創和防音の特許技術「ドンナラン」を用いた本格的な防音・防振の考え方を紹介します。



ジムの騒音


自宅トレーニングで出る音とは?

自宅での運動にもさまざまな種類がありますが、器具の種類や動作によって音の質が変わります。以下は問題になりやすい代表的なものです。



足音や振動

ルームランナーやエアロバイクといった運動器具は、モーター音に加え、利用者が歩いたり走ったりする際の足音や着地の衝撃音が生じます。これらの器具はウォーキングのように30分〜1時間程度連続して使うことが多いため、階下や隣室に長時間振動を伝えてしまう恐れがあります。



縄跳びやトランポリンなど飛び跳ね運動

縄跳びやトランポリンは全身運動として人気ですが、室内で飛び跳ねる際に足が床に着地する音に加えて、縄が床に当たる「パチパチ」という音やトランポリンのスプリング音などが発生します。ルームランナーよりも大きな衝撃音になる場合があり、集合住宅では特に注意が必要です。



筋トレマシーンの金属音

本格的な筋トレマシーンは重り同士がぶつかるため、ガチャガチャという金属音や、重りを床に下ろした際の「ドン」という衝撃音が生じます。運動のたびにこれらの音が発生するため、足音以上に耳障りに感じる人も多く、騒音トラブルの原因になりやすい音です。



フィットネスゲームの音

コロナ禍以降はゲームの中でフィットネスが楽しめるソフトが登場し、運動とゲームを同時に楽しむ人が増えています。身体を動かしながら音を聞き取るためゲーム音量を上げてしまいがちで、その結果、周囲に大きな音漏れが発生するケースもあります。



すぐに始められる防音対策

軽い運動やゲームであれば、自分でできる簡易的な対策である程度の騒音を減らせます。主なポイントは次のとおりです。


  • 時間帯を選ぶ – 周囲が静まり返っている夜間は音が目立ちます。周囲の環境音が多い昼間に運動することで、多少の音は紛れます。しかしテレワークなどで昼間に静寂を求める人もいるため、隣人の生活リズムも意識しましょう。



  • 厚手のヨガマットや防音マットを敷く – ヨガやストレッチ程度の運動であれば、厚めのマットで床への衝撃を緩和できます。マットの下に防音マットを二重に敷くことで足音や小さな振動が伝わりにくくなります。



  • イヤホンやヘッドホンを使用する – フィットネスゲームではイヤホンやヘッドホンを使ってゲームの音を自分だけに聞こえるようにし、音量の上げ過ぎを防ぎます。


これらはあくまで簡易対策であり、軽い運動や短時間のトレーニングに適した方法です。重量器具を使ったトレーニングや飛び跳ねる運動には十分な効果を得られない場合があります。



本格的な器具を使うなら専用の防音・防振工事を検討

ルームランナーや本格的な筋トレマシンなどを自宅に設置する場合、簡易的な対策では衝撃音や振動を抑えることが難しくなります。機器を使った運動では大きな足音やモーター音、金属音が発生し、日中でも騒音として感じられるレベルになるため、専用の防音工事が必要と考えましょう。特に階下に振動が伝わりやすいマンションの場合は、床全体で衝撃を吸収する構造を採用しないと、トラブルを完全に解消できません。




ドンナラン – 創和防音の特許技術による乾式防振床

創和防音では、フィットネスジムやダンススタジオ向けに開発した特許技術「ドンナラン」を家庭や施設向けに提供しています。ドンナランは建物の躯体と床の間に特殊な防振ゴムを挟む乾式防振床で、床衝撃音を大幅に低減します。


防振床の施工


ドンナランの特長


  • 高い防振性能 – 日本建築総合試験所の試験により、乾式防振床として最高クラスの性能が実証されています。軽量床衝撃音はLL(Ⅱ)5S、重量床衝撃音はLH(Ⅱ)4S相当の低減性能を持ち、特に対策が難しい重量衝撃音でも他に並ぶ製品がほとんどないことが示されています。


  • 短い工期・低負荷 – 一般的な湿式防振床はコンクリートの打設が必要で工期が長く、施工後の重量が大きくなります。ドンナランは乾式工法のため通常1〜3日で工事が完了し、建物への荷重が少ないため既存の建物にも導入しやすいのが特徴です。


  • 軽量であらゆる階に施工可能 – 軽量な乾式防振床は建物への負担が少なく、湿式工法が難しい中間階やリフォーム物件でも施工できます。


  • 幅広い用途 – 当初はジムのウエイトエリアのために開発された技術ですが、ダンススタジオやドラムスタジオなど、強い振動が問題となる場所にも応用できます。



防振床(浮き床)の基礎知識


防振床は床の防音対策として代表的な工法で、床を弾性体(防振ゴムなど)で支え浮き構造にすることで直下の躯体に振動が伝わりにくくするものです。一般的には「湿式防振床」と「乾式防振床」の2種類があり、湿式は高性能な反面、コンクリートを打設するため高コスト・高荷重・長工期といったデメリットがあります。


乾式防振床は防振性能がやや劣りますが、「低価格」「低荷重」「短納期」といったメリットがあり、既存建物の防振対策に適しています。ドンナランは乾式防振床に分類され、従来の乾式工法の弱点を改良した高性能な床です。



防振床の効果を体験できるサービス


創和防音では、ドンナランの防振性能を実際に体験できるサンプルを用意しています。例えば、4kgのダンベルを防振床サンプルの上から落下させたり、床の上で飛び跳ねてみる実験を行うことで、どれくらい音が下の階に伝わりにくいか確認できます。防振床の採用を検討している場合は、このようなサンプルで効果を確認してから導入することができます。


詳しくは↓をクリック


乾式防振床




まとめ


  • 自宅での運動は健康維持に役立ちますが、足音や衝撃音、金属音、ゲーム音などが想像以上に周囲に伝わりやすく、騒音トラブルの原因になります。


  • 軽い運動であれば、時間帯の調整やヨガマット・防音マットの利用、イヤホンの使用など、簡易的な防音対策が有効です。


  • ルームランナーや筋トレマシンなどの本格的な器具を使う場合は、簡易対策だけでは不十分であり、床全体の防振構造や防音室の設計が必要です。


  • 創和防音が開発した乾式防振床「ドンナラン」は、床と建物の間に特殊な防振ゴムを挟んで床衝撃音を大幅に低減する特許技術です。重い衝撃音の低減性能が高く、工期が短く、既存建物でも導入しやすいメリットがあります。


  • 防振床は防音対策の代名詞とも言われ、湿式・乾式の2種類があります。ドンナランは乾式のメリットを活かしつつ高い性能を持つ工法であり、フィットネスジムやダンススタジオだけでなく、自宅のトレーニングルームにも適用できます。


自宅で快適にトレーニングを続けるためには、周囲への配慮とともに、運動の種類に応じた防音・防振対策が不可欠です。簡易的な対策で足りない場合には、創和防音の特許技術「ドンナラン」のような高性能な防振床を検討し、専門家に相談することをおすすめします。



騒音対策

お問い合わせ・無料見積もり

創和防音は、誠実な対応と確かな工事で

理想の防音空間を実現します。

お電話受付 8:00-18:00 (平日)

お見積もり・現地調査無料です。お気軽にお問い合わせください。

bottom of page