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誰もが気になる防音リフォームの費用感!用途別に防音リフォーム費用目安をご紹介

  • 執筆者の写真: riku kawanaka
    riku kawanaka
  • 9月25日
  • 読了時間: 6分

近年はマンションで暮らす方やリモートワークを行う方が増え、室内の音が問題になる機会が多くなりました。屋外の騒音だけでなく、ご家族の話し声やお子様の足音、趣味の楽器演奏などが気になるケースもあるでしょう。


防音リフォームにはどの程度の費用が必要なのか分からず不安に感じる方も多いはずです。この記事では、創和防音が提供する情報を基に、防音リフォームの基本的な考え方と用途別の費用感をわかりやすくまとめました。専門用語には解説記事へのリンクを付けていますので参考にしてください。



防音は目的によって素材が変わる – 吸音と遮音


防音とは単に音を消すことではなく、音の特性に応じて対策を選ぶ総称です。音を小さくする方法は大きく「吸音」と「遮音」の2種類に分けられます。




吸音とは?

吸音は、室内で発生した音を 吸音材 によって吸収し、反響を抑える方法です。音のエネルギーが壁や天井の材料に取り込まれ、熱に変換されることで静かになります。


柔らかい多孔質の材料(グラスウールやロックウールなど)を用いることが多く、反響の多い会議室や音楽室では欠かせません。吸音と遮音の違いについて詳しく知りたい方は、弊社ブログ防音・遮音・吸音の違いをご覧ください。




遮音とは?

遮音は、音を壁や扉によって反射・吸収させて小さくすることを指します。入射した音のエネルギーが反射と吸収によって減衰し、透過してくる音が小さくなる仕組みです。一般的な防音リフォームでは、吸音材だけでなく遮音材や重量のある石膏ボードを組み合わせて音を遮断します。遮音と吸音は役割が異なるため、どちらか一方ではなく目的に応じた組み合わせが重要です。




場所別の防音リフォーム費用の目安

ここからは、住宅の中でも特に音が気になりやすい「窓」「壁」「床」「防音室」について、創和防音の情報を基にした費用目安をご紹介します。実際の費用は建物の構造やご要望の遮音性能によって変動するため、参考価格としてご覧ください。




窓の防音リフォーム



外からの騒音が気になる場合、最も効果的なのは 二重窓(内窓) にする対策です。創和防音の費用目安では、窓1か所につき 10〜25万円程度 とされています。


二重窓の例

二重窓は外部騒音の侵入を大幅に減らすだけでなく、断熱性が向上するため室内環境も快適になります。工期は半日から1日程度で、サッシの納期を含めると発注から1か月弱が目安です。二重窓でも足りない場合は、防音換気扇など開口部の対策(本体込み20万円前後)が必要になります。





壁の防音リフォーム


隣室への音漏れが気になる場合は、壁の遮音性能を高める工事を行います。一般的には既存の壁を補強する 増し張り工事 が採用され、石膏ボードを重ね貼りし、内部にグラスウールを充填して遮音と吸音を両立させます。創和防音では解体費込みで 約60万円前後 が目安となっています。


石膏ボードの重ね貼り

施工面積や仕様によって変動しますが、数日程度の工期で10dB程度の遮音改善を期待できます。壁の遮音を行う際には換気口やドア周りから音が出入りしていないかも確認し、防音ドアへの交換や防音換気扇の設置も検討すると効果的です。





床の防音リフォーム


マンションや商業ビルなどで階下に音を響かせたくない場合は、床の防音対策が必要です。小さなお子様の走り回る音やペットの足音、楽器の振動音は想像以上に階下に伝わります。創和防音では、床材を防音性能の高いものに張り替える方法のほか、躯体と床の間に防振ゴムを挟み込む 乾式防振床(弊社独自の「ドンナラン」)を推奨しています。


足音対策の工事

ドンナランは短工期で高い効果が得られ、建物の何階でも施工できる軽量な防振床です。費用は施工規模や既存床の状態によって変動しますが、一般的には70万円〜が多く、業務用の防振床工事では100〜300万円程度かかる例もあります。ご自宅で足音対策を行う際は、クッション性の高い床材や防音マットの敷設もご相談ください。





防音室を作る


楽器の演奏やホームシアターなど大きな音を出したい場合は、専用の防音室を設ける必要があります。防音室の費用は部屋の広さや求める遮音性能、使用する楽器によって大きく異なります。創和防音が提示する目安では、約6帖の場合は戸建て200万円〜・マンション220万円〜などが目安です。


ピアノ用防音室


ウクレレやアコースティックギターのように音量が小さい楽器であればコストを抑えられますが、グランドピアノやエレキギターのように大音量を出す楽器は遮音等級を高める必要があり費用も増加します


特にドラムやダンスなど低音の振動を伴う用途では、遮音だけでなく 防振 の対策が不可欠で、500万円以上を覚悟するケースもありますなお、防音室のグレードやメリット・デメリットについて詳しくは弊社のブログ自宅に防音室を作るには?費用の相場やメリット・デメリットを解説を参照してください。




目的別に選ぶ防音工事

防音対策は目的によって必要な工事が異なります。どのような音に悩んでいるのか、どの程度小さくしたいのかを明確にすると、無駄な費用を抑えながら効果的な対策が可能になります。以下では代表的な目的別におすすめの対策をご紹介します。


  • 生活音や外部騒音を軽減したい場合

    生活音や外からの騒音が気になる場合は、窓の二重化と換気口の防音が有効です。二重窓は比較的低コストで工期も短く、断熱性も向上します。換気扇や換気スリットを防音仕様に交換するとさらに効果が高まります。


  • 足音や振動を抑えたい場合

    お子様が走る音やペットの爪音、ダンスなどによる床衝撃音には、防音性能の高い床材や防音マットの使用に加え、防振床を導入するのが効果的です。弊社が開発したドンナランは短工期で施工でき、通常1〜3日で完了します。子育て世帯やペットを飼うご家庭でも安心して生活できます。


  • 楽器演奏・ホームシアターなど大きな音を出す場合

    楽器の種類によって必要な遮音性能が異なります。ウクレレやフルートのような軽い音量なら簡易な防音室でも対応できますが、ピアノやエレキギターはより高い遮音性能が必要になり、ドラムやダンスは防振まで考慮する必要があります。高グレードの防音室でも完全に音をゼロにすることは難しく、近隣に振動が伝わる場合は防振床を併用することが重要です。目的や予算に応じたプランを専門スタッフと相談しましょう。



まとめ – 専門家に相談することが安心の第一歩

防音リフォームの費用は、場所や目的、求める遮音性能によって大きく変わります。二重窓や増し張り工事など比較的手軽な対策で解決できるケースもあれば、防音室や防振床の導入が必要になることもあります。重要なのは、適切な対策を専門家が調査・計算した上で選択することです。窓だけを強化しても壁や換気口から音が漏れてしまう場合があるため、総合的な視点で対策を提案できる防音専門業者に相談するのが安心です。


創和防音は、20年以上の実績と建築士・公害防止管理者などの専門スタッフが在籍し、計算に基づいた設計・施工で快適な音環境を提供しています。


お客様の予算や用途に合わせて最適なプランをご提案いたしますので、防音に関するお悩みがございましたらお気軽にお問い合わせください。



創和防音

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理想の防音空間を実現します。

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