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創和設計の新規アイテム!床置型の防振床「ドンナラン」の実験!



みなさんこんにちわ! 創和防音のちくわです!

今日はSNSでも何度も告知している置き型防振床の実験について少し書いてみようと思います!


そもそも防振床の「ドンナラン」がどのようなニーズに応えるべく完成したものかも合わせて皆さんにお伝えできたらと思います!




 


「ドンナラン」の誕生


もともとは「大型のコンプレッサーの振動を防振したい」というニーズから始まった創和防音の防振技術ですが、その後に試行錯誤の末にフィットネスジムで使用することを前提にした防振床「ドンナラン」が誕生しました。


より詳細な内容はHP内にもまとめてありますのでそちらご確認頂ければと思います!



ドンナラン誕生秘話



 


ドンナランの性能は良い!しかし、工事が必要


乾式防振床としては最高ランクの性能を持つ、ドンナランですがどうしても工事が必要となります。

そこで床置きするだけで簡単に防振出来るものは作れないか?と考え「床置き型ドンナラン」の開発がスタートしました。


床置き型ドンナラン



 


フィットネスジム用に開発されたドンナラン。その可能性は?



手前でも触れましたがドンナランは元々はフィットネスジム用に開発された防振床です。しかし、試作機を見た時にピンときました。



「これは電子ドラムも乗せられるのでは・・・?」



ちくわは前職では楽器メーカーに勤めていたのですが電子ドラムユーザーから寄せられる悩みで一番多いのは「下の階への振動問題」でした。これにより集合住宅では電子ドラムの演奏を諦めてしまう方もいらっしゃいました。


そんなユーザーもドンナランの開発がうまくいけばお家で練習できる未来が来るのでは…?



 

生ドラムにも効果があるかも…?振動のお話



前職でレコーディングエンジニアさんやマイクを作っている技術者の方とお話していた際にこんな話題がありました



「マイクスタンドは重い方が良い」



「軽い方が楽やん…」と思ってたのですが実は楽器をマイクを収音する際には振動が悪さをする場合があるようです。具体的に言うと楽器の振動が床からマイクスタンド、そしてマイクに伝わってしまい録音しようとしている音と近い振動をしてしまうことで音の芯がぼやけてしまう。なんてことがあるみたいです。


この対策のためにマイクスタンドを重たくして振動を抑制したり、コンデンサーマイクの場合はショックマウントを取り付けたりするみたいです。


これはつまり、ドラム自体の防振が出来ていればマイクでの収音に有利になるのでは?と考えています!



 

バスドラムだけで防振床を簡単にチェック



ドンナラン工事設置

チェックの方法は


創和防音4階の部屋で電子ドラムのバスドラムのパッドをフットペダルで叩く(上の画像のような状況です)

これを3階の真下の部屋でどの程度の音がなっているかをチェックしました。


1.対策無しで叩いてみる。


2.ドンナラン工事タイプ+防振マットの上で叩く


3.ドンナラン床置きタイプ+防振マットの上で叩く



ちなみにチェックは…


精密騒音計

リオンの精密騒音計を使ってチェックしました。サクッとチェックしたわりにはしっかりした機材で出来ました!



 

結果は以下の通りです!



対策なしの場合


下の階で聞こえる騒音は


55dB


ひとことで表すなら「うるせえ」です。「どんどんどんどん」と大きな音が聞こえてきます。




防振床「ドンナラン」工事設置タイプ


単純に一番能力が高い防振床ですがその結果は…


25〜30dB


これはかなり静かになりました。日常生活ではほとんど気にならないのでは…?




床置きドンナラン


期待されるその性能は


35dB


やはり工事タイプには劣りますが、かなり静かになりました!真夜中でなければ練習できるのでは…?



 

最後に


施策段階ではありますが、ちょっとだけ期待できる結果が出ました!


しかし、忘れてはいけないのはこの結果は躯体を含めていると言う点です。

RC構造の自社ビル内での性能ですが床の厚みなどでも下の階に聞こえる音は変わってきます。

木造や鉄骨ならもっと音が響いてしまうことが想定されます。


なかなか先の長い話ですが、また進捗あればご報告致します!



創和防音のロゴ

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