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車やバイクの騒音がうるさい!創和防音が提案する快適空間への工夫

  • 執筆者の写真: riku kawanaka
    riku kawanaka
  • 10月2日
  • 読了時間: 6分

住宅街に住んでいると、通りを走る車やバイクの騒音に悩まされることがあります。特に深夜や早朝は音に敏感になりがちで、眠りが妨げられたりストレスを感じたりする方も多いでしょう。騒音の問題は年々増加し、創和防音には2024年度だけで100件以上もの相談が寄せられています。この記事では、車やバイクの騒音がどのように室内に侵入するのかを解説し、その対策として創和防音がご提案できる方法を紹介します。



騒音はどこから入ってくる?


騒音のほとんどは窓から侵入します。壁や床は重量があり遮音性が高いのに対し、窓はサッシの隙間や単純にガラスの遮音性能がウィークポイントになります。つまり外部からの騒音対策では、まず窓の強化が重要なのです。


窓やサッシの遮音性能が低いと、道路を走行する車の通過音やバイクのエンジン音が室内に入りやすくなります。またサッシが経年劣化で歪んでいる場合や、外部の音が大きい環境に住んでいる場合も同様に騒音が入りやすくなります。このため、窓の防音対策を徹底することが騒音軽減の第一歩です。


二重窓の施工例
窓の防音事例を見る


車がうるさい場合は防音カーテンだけでは足りない理由


市販の防音カーテンは、私たちの声のような比較的高い周波数の音に対しては一定の効果があります。しかし車のエンジン音のような低音域に対してはほとんど効果がありません。そのため、外部騒音対策では窓全体の遮音性能を高める方法が必要です。


大手メーカーがホームページ内で公表している値を見てみるとその効果の範囲が非常に分かりやすいです。



防音カーテンの効果と周波数

防音カーテンの遮音性能


一見、高い周波数帯がしっかり遮音されるので大きな効果があるように感じますが、交通騒音の周波数帯を見て見るとその効果がどの程度期待されるのかが分かります。



騒音の周波数の目安

車の騒音の周波数


バス・トラックのエンジン音は100Hz以下に分布しており、効果が薄いことが分かります。


低い周波数はそもそも、壁面などでも完全に防ぐことが難しい音です。少しでも緩和するためにはやはり、内窓(二重サッシ)は必要になります。



内窓(二重サッシ)による遮音強化

既存の窓の内側にもう一つ窓を追加する「内窓(二重サッシ)」は、比較的コストを抑えながら大きな遮音効果を得られる方法です。


内窓と複層ガラスは似ていますが、複層ガラスは断熱を目的としたもので防音効果はほとんどありません。内窓ではガラス同士の距離を十分に離し、既存のガラスと厚みや弾性率が異なるガラスを組み合わせることで、共鳴を抑制して遮音性能を向上させます。


ガラスの選定についてはこちらの記事で紹介しています。


創和防音では、この内窓工事に使うサッシにもT‑4等級になるようにサッシを採用し、周波数帯に偏りなく実際の施工現場で性能が確認された製品のみを使用しています。窓を二重にするだけでなく、サッシの隙間を適切に処理することが重要です。


サッシついて詳しい内容はこちらで紹介しております。



騒音対策



防音ガラス/真空ガラスの活用


内窓に使うガラスには、防音性能を高めた合わせガラスや真空ガラスと呼ばれる種類があります。一般的なガラスは密度や弾性率が比較的低いため音を伝えやすい一方、スチールのように重く弾性の高い素材ほど防音に適しています。


防音ガラスはガラスの間に特殊フィルムやガスを挟むことで振動エネルギーを摩擦熱に変えて減衰させます。真空ガラスは2枚のガラスの間を真空にすることで音の伝達媒体そのものをなくし、遮音と断熱の両方に効果があります。創和防音ではその目的や対象となる騒音の周波数によって適切なガラスを選定しお客様にご提案しております。



窓以外のポイント:ドアや換気にも配慮を

窓の遮音性を高めても、隣室や廊下への音漏れを防ぐにはドアや換気にも注意が必要です。室内扉が一般的な木製ドアの場合は防音性能が不足し、せっかく窓を二重にしても音が漏れやすくなります。創和防音ではT‑3またはT‑4等級の防音ドアを標準仕様にしており、必要に応じて2枚のドアを連続配置して遮音性能を高めることも可能です。



まとめ

車やバイクの騒音は主に窓から侵入し、一般的な防音カーテンでは十分な効果が得られません。内窓(二重サッシ)や防音ガラス・真空ガラスを活用した窓のリフォームが最も効果的であり、創和防音ではT‑3/T‑4等級の防音ドアや性能の確認が取れたのサッシを組み合わせることで高い遮音性能を実現しています。


用途や音源の種類に合わせたカスタマイズ、精密な測定と分かりやすい説明、そして特許技術に裏付けられた施工品質により、理想の音環境を実現します。外部騒音でお悩みの方は、ぜひ創和防音までお気軽にご相談ください。



お客様から寄せられた質問


Q.マンションの高層階でも車の騒音が気になります。窓ガラスの選び方で効果的なものはありますか?


A.道路交通騒音はタワーマンションの高層階でも聞こえる場合があります。既存サッシのガラス交換なども方法としてはありますが、やはり効果が高いのは内窓(二重窓)です。弊社はプラメイクEⅡというサッシを推奨しております。



Q.道路の拡張工事後に交通量が増えて騒音が悪化しました。窓サッシの種類や組み合わせで遮音性に差は出ますか?


A.内窓の遮音性能は既存サッシ・新設サッシ・ガラスの性能で決まります。計算が難しく弊社のような防音専門の業者にお任せ頂くのが安心だと思います。



Q.防音フィルムを窓ガラスに貼るだけで車の騒音を低減できますか?併用すると良い対策があれば教えてください。


A.防音フィルムに実際にどの程度、効果があるのか分かりませんが、それほど大きな効果は期待できないかと思います。内窓の設置が難しい場合には他の方法をご提案させて頂きます。


Q.隣家の駐車スペースが近く、朝晩の車の出入りがうるさいです。換気も確保しながら防音するにはどうすればいいですか?


A.かなりハードルの高い内容で、軽減は出来ても完全な遮音は難しいかと思います。換気口がある場合には防音フードをつけることで軽減が可能です。


Q.二重窓を検討していますが、ガラスとサッシの組み合わせによる遮音性能の目安を知りたいです。


A.サッシの性能はお客様から特別な指定がなければT-4(40dB減衰)の内窓をご提案させて頂いております。


Q.自宅の窓が大きく1枚ガラスです。車の通過音やクラクションを抑えるにはガラス厚の変更と枠の対策のどちらが有効ですか?


A.どちらも効果がありますが、掃き出し窓の特注サイズなどは内窓の製作可能寸法を超えている場合があり、2分割になる場合がございます。



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創和防音は、誠実な対応と確かな工事で

理想の防音空間を実現します。

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