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中古マンション購入後のリノベーションで見逃せない防音性能の重要性

近年、集合住宅における騒音トラブルが増加傾向にあります。特に、新型コロナウイルスの影響で在宅時間が長くなったことが、この問題を一層顕著にしています。中古マンションを購入した場合、入居前にリノベーションを行うことが一般的ですが、防音性能の向上は後回しにされがちです。しかし、防音対策を最初に組み込むことで、快適な住環境を手に入れることができます。


本記事では、中古マンションのリノベーション時に注目したい防音対策を、具体的なポイントと共にご紹介します。


中古マンション


 


目次




 


1. 防音性能が生活を左右する理由


中古マンションでは、防音性能が新築に比べて劣化している可能性があります。特に隣家からの生活音が原因でストレスを感じるケースは少なくありません。こうした問題は、自分たちの生活音が他人に迷惑をかける可能性も考慮すると、双方にとって不快な状況を招きかねません。


防音性能の高い住宅は、日常生活でのトラブルを未然に防ぎ、快適な暮らしを実現する重要な要素です。入居後に防音対策を追加するのはコストや手間がかかるため、リノベーション時に防音を優先的に検討することをおすすめします。



 


2. 壁の遮音リフォームで隣室との音問題を解消


隣家からの会話やテレビの音は、壁の防音性能不足が原因である場合が多いです。戸境壁(隣室と接する壁)の遮音性を高めることで、音漏れを大幅に軽減できます。



遮音性を高める方法



新たな壁を増設することで音漏れを防ぎます。価格も部屋全体の遮音性能をワンラク上げることを考えると手頃です。


増し張りのイラスト




 


3. 床の防音対策で階下トラブルを未然に防ぐ


マンションでよくあるトラブルのひとつが、足音や物を落とした際の衝撃音です。これらの音は床を通じて階下に響きやすいため、適切な床材や施工方法を選ぶことが重要です。




効果的な床防音の方法


浮床工事


足音による騒音を軽減でき、防振ゴムの性能にもよりますがお子様が飛び跳ねるなどにも有効な対策です。

ドンナランの図



カーペットの活用

重量床衝撃音を防ぐことは出来ませんが、ちょっとした衝撃音には有効です。浮床に比べれば手軽に防音性を向上できます。



 


4. 窓の防音対策で外部騒音をシャットアウト


道路や人通りの多いエリアに位置するマンションでは、外部からの騒音が問題となることがあります。窓から侵入する音を遮断するには、二重窓の設置が有効です。



二重窓のメリット


・外部騒音の遮断

・室内の温度管理性能向上(断熱効果)


二重窓の図

内窓を設置して二重窓にするのが一般的です。採用するガラスによって価格は異なりますが、1か所あたり7~15万円で設置が可能です。



 


5. 防音性を考慮した家具配置と間取り設計


家具の配置は、防音性能に大きく影響を与える要素のひとつです。リノベーション時に防音対策を行う際は、家具の配置も同時に考慮しましょう。



家具配置のポイント


戸境壁に大型家具を配置


タンスや本棚を壁側に置くことで、隣室からの音を吸収しやすくなります。実測値はありませんが効果を感じるとのブログ記事が散見されます。



 

6.中古マンションの防音 まとめ


中古マンションを購入した際、リノベーションはデザインや利便性だけでなく、防音性能にも注目することが重要です。壁、床、窓の防音対策を施すことで、音の問題によるストレスを軽減できます。また、家具の配置や間取り設計を工夫することで、さらに快適な住環境を実現可能です。


防音対策を含めたリノベーションで、騒音に悩まされない快適な暮らしを手に入れましょう。防音に関するご相談は、ぜひ創和防音にご依頼ください。快適な住まいづくりをお手伝いいたします。



創和防音のロゴ

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