【外からの騒音に対する防音対策】騒音が気になる方に原因と対処法を紹介
今回は、「家の外からの音が気になる」「車の走行音がうるさい」と感じる方に向けて、簡単にできる防音対策についてご紹介します。「防音室の工事まではできないけれど、少しでも音を減らしたい!」という方に役立つアイデアをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください!
目次
音の侵入経路を考えよう!
まずは、音がどこから入ってくるのかを把握することが大切です。音の侵入経路を特定することで、効果的な対策が取りやすくなります。では、具体的な音の侵入経路と、それぞれに対策できる方法を見ていきましょう。
車の音など、外からの騒音はどこから入ってくる?
1. 窓からの音
「窓からの音漏れ」が一番多いケースです。外壁には断熱材や石膏ボードが使われていますが、窓はガラス1枚だけの場合が多く、音が入りやすいです。対策として、防音カーテンを使うのがお手軽です。しかし、効果が未知数(騒音の種類や音の侵入経路次第)ではっきりと効果が出ることは稀です。
より効果を高めたい方には「窓の隙間を埋める」方法もおすすめです。窓に防音パネルを取り付けるなど、簡易的な方法でも効果を期待できます。
最も確かな効果があるのは「二重窓」です。創和防音ではこの方法をおすすめしております。
2. 換気扇からの音
意外と見落としがちなのが換気扇です。窓を閉めても、換気扇が外部に通じているため、ここから音が入ってくる場合があります。もし「窓の対策をしたけど騒音が気になる」という方は、換気扇を防音タイプに変更するのも一つの方法です。防音換気扇への交換は比較的手軽に行え、創和防音でもおすすめしている対策です。
3. ドアからの音
外に面したドアが騒音の原因になることもあります。例えば、賃貸ワンルームなどではドアを通して外の音が入ってくることがあります。対策としては、ドアの隙間を埋めるテープを貼る対策がよくDIYなどで見られますが、こちらもあまり効果が期待できません。より強力な防音効果が欲しい方には、専用の防音ドアに交換する方法があります。まずは創和防音までご相談ください。
4. 外の騒音が大きすぎる場合
時には建物に問題がなくても、周囲の騒音があまりにも大きい場合があります。例えば、拡声器での活動音などです。この場合、騒音の発生源に対処することが有効です。騒音規制が適用されるエリアでは、基準を超える音量には罰則があることも。各地域の条例を調べ、違反行為があれば役所に相談するのも一つの方法です。
どこから騒音が入ってきているか見つける方法
騒音がそれなりの音量で入ってきている場合はご自身の体感でも十分見つけることが出来ると思います。部屋の中を歩き回って「音量が大きくなったな」と感じたポイントで探してみましょう。
なかなか自分の耳で見つけるのが難しい場合には「騒音計」を使って測定すると分かるかもしれません!騒音計ですがスマートフォンアプリで無料のものもあります。
騒音の侵入経路がわかったら対策を!
自分の体感でも騒音計を使ってでも「なんとなくこの辺りかな?」と思ったら対策してみましょう!
対策案は以下のとおりです
騒音対策を詳しく解説
1.窓から入ってくる音の対策
お部屋の窓から音が入ってくる場合に出来る対策としてよくあるのは防音カーテンでの対策ですが、防音カーテンと言っても様々な商品が発売されており、どれを選べば…と悩んでしまう。そんな方も多いと思います。
まず一度考えて欲しいのは「どの程度の効果を期待するのか」というところです。ご自宅にスピーカーなどがあればぜひ試して頂きたいのですが、何か音楽を流している状態で上からタオルなどを被せてみてください。
どうでしょう?静かになったでしょうか? 少し籠ったようなサウンドにはなるかと思いますが音量の劇的な変化は感じないのではないでしょうか?厚手のタオルに変えたり何枚も重ねるとスピーカーの音が小さくなるかもしれませんがカーテンでの対策というのはやはり限界があるように感じます。
では、どのような対策があるのか防音工事以外の選択肢の中で考えてみると
「簡易的に塞いでしまう」
のが一番、簡単で効果的です。どういうこと?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが防音対策としてそういった商品が販売されています。
画像引用:ピアリビング
2.換気扇から入ってくる音の対策
これはDIYレベルなどでは正直対策が難しいかもしれませんが比較的、安価で納期も早く出来る対策として防音室などでよく使われているタイプの換気扇に変更するというのが対策としては有効です!
その際はぜひ創和防音にご相談ください!
換気扇の詳しい内容はこちらの記事でご確認頂けます!
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3.ドアから入ってくる音の対策
こちらも対策グッズがたくさん販売されています。
・隙間テープなどでドア隙間を埋める
というのが対策としてよくあります。私も何度もトライしたことがあります。
この対策は創和防音として検証などはしたことが無いのであくまでも主観の範囲ですがポイントは2つあったように思います。
1.隙間を埋めるものは可能なかぎり硬い素材を選ぶ
2.少しの隙間も空かないようにギリギリを目指す
この二つをすれば一定の効果はあったように感じます。手軽に出来る対策なので一度試してみては?次に考えられるのは
防音ドアの取り付け
になります。こちらは防音室の工事よりは短期で工事が可能ですが数十万円〜となっており、ハードルが少し高くなっています。それでも、一度試したい!という方は創和防音にご相談頂ければと思います。
4.外の騒音が大き過ぎる場合の対策
この場合は本当にどうしたらいいのか…というところですが、少しだけ考えてみました。
この場合、最初に考えなくてはいけないのは騒音源の音の大きさ(音圧レベル)です。
騒音が常識外れのボリュームの場合
外から入ってくる音がとんでもない大きさの場合は建物側での対策には限界があります。そのためこの場合は騒音を出している元凶にアプローチするのが最も有効でしょう。
例えば拡声器を使って何かの活動をする場合には「出しても良い音量の基準」というものが存在します。
これに騒音の主が従わない場合には以下のような罰則がります。
警告及び命令
条例や同施行規則の規定に違反して拡声機が使用されることによって周辺の生活環境が損なわれているときには、拡声機の使用者に対して警告を発し、又は違反行為の停止その他必要な措置をとるべきことを命ずることができます。(条例第99条)
罰則
上記の命令に従わない場合には3月以下の懲役または20万円以下の罰金が科されます。(条例第114条第9号)
様々な対策をしてもどうしても音が入ってきてしまう場合
原因を潰していっても効果が感じられない場合には防音室の工事をするしかないのかもしれません。
簡易的な工事を繰り返してもどうしても上手くいかず、最後は防音室の工事に踏み切った例もあるようです。そう言った意味では創和防音では遮音の性能保証をしているのでお客様に安心して頂けると考えております。
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